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作成日:2026/03/01
News Letter 3月号のお知らせA


税理士法人白川会計 News Letter 3月号Aを発行しました!

 

今回のテーマは、

「ものづくり補助金23次公募スタート!

― 22次公募から変わった賃上げ要件を整理 ―」です。

 



■ はじめに

【成長志向の企業向け「大型投資」支援】

ものづくり補助金23次公募では、賃金引上げ要件が整理され、

未達の場合は補助金返還の可能性があります。

さらに、目標値の「表明」や算定方法の誤りが

リスクにつながる点も要注意です。

22次公募との違いと、計画づくりで外せない注意点をまとめます。

 

■ 第23次公募で何が変わったのか?

\制度運用は「通常モード」へ、要件は「厳格化」/

23次公募では賃金の増加要件(基本要件A)が

「従業員1人あたり給与支給総額・年平均3.5%以上」となり、

目標の表明と達成管理の精度がより重要になりました。

22次公募との違いは下記のとおりです

 

【22次公募との違い】

<対象指標>

◎22次公募

@給与支給総額(従業員・役員)/

A1人あたり給与支給総額(従業員・役員)

 

◎23次公募

従業員1人あたり給与支給総額

 

<達成水準>

◎22次公募

@年平均2.0%以上 

A都道府県の最低賃金

直近5年の伸び率以上(いずれか)

 

◎23次公募

年平均3.5%以上

 

<未達時の扱い>

◎22次公募

未達の場合、補助金返還の対象

 

◎23次公募

未達の場合、未達成率に応じ返還

表明が無い場合は取消・返還

 

「賃上げ」を“加点”でなく“計画の前提”として扱う

23次公募では、賃金引上げ要件が

採択後の返還リスクにも直結します。

「申請のための数値」ではなく、

数年の経営計画として実行可能かを

先に点検することが安全です。

 
 ■ 賃上げ要件(基本要件A)を正しく理解する

【年平均3.5%以上の増加が必須】

補助事業終了後の事業計画期間(3〜5年)で、

従業員1人あたり給与支給総額の

年平均成長率3.5%以上が求められます。

あわせて、申請時に目標値を設定し、

従業員等への表明が必要です。

 

【「給与支給総額」の正しい定義】

「1人あたり給与支給総額」は、従業員に支払う

給与等(給料・賃金・賞与等)を基礎に算定し、

役員報酬や福利厚生費・法定福利費、退職金は除外されます。

“人件費全体”の感覚で混ぜてしまうと、

計画と実績がズレるため注意が必要です。

 

【算出対象となる従業員の考え方】

算定では、各年度において全月分の

給与等の支給を受けた従業員を対象とします。

中途採用・退職等で全月支給でない従業員は、

その年度の算定から除外します。

産休・育休・介護休業等で時短勤務の従業員は除外可能です。

パート等は正社員の就業時間に換算して人数を算出します。

 

✅ 全月支給の従業員のみを対象にしているか

✅ 中途入社・退職は年度ごとに除外できているか

✅ 休業・時短の除外ルールを反映したか

✅ パート等を就業時間換算で人数算出したか

 

■ 賃上げ要件を軽く考えた場合のリスク

⇨ 目標未達成なら補助金返還

事業計画期間の最終年度に目標を達成できない場合、

未達成率に応じて補助金返還を求める扱いが明記されています。 

さらに、従業員等への目標値の表明がされていない場合は、

交付決定取消・補助金返還となる点も要注意です。

 

⇨ よくある失敗パターン

  • “人件費総額”で見てしまい、定義違いでズレる
    (役員報酬・法定福利費などの混入)
  • 対象従業員の拾い方がズレる(全月支給・パート換算・休業/時短の扱い)
  • 表明の手続き漏れ(実績以前に返還・取消の論点になる)
 
 ■ 最後に

23次公募は賃金引上げ計画の精度が、

採択後の返還リスクを左右します。

算定と表明を要領に沿って整理し、

不安があればお気軽に当事務所までご相談ください。

 

■ お問い合わせ

【発行】

税理士法人白川会計

 

【ご意見・お問い合わせ】

電話:0954-63-4171

FAX:0954-63-4176

お問い合わせ:https://www.shirakawakaikei.com/contact.html

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